探究力養成講座 〜 問う力を磨き、ChatGPTなどのAIに代替されない問題発見・課題設定力を身につける
VUCA時代、新価値創造の起点となる「問う力」の型を、誰もが実践的に身につけられる講座です。答えではなく、問題を発見する力が求められる時代。そして、ChatGPTなどのAIにも代替されない力として、問う力・仮説設定力は特に注目されています。
Description
不確実性が高いVUCAの時代に必要とされるのは、オリジナルな視点をもって解決されていない課題を自ら探索し続けるモチベーションと「探究力」を持つ人材です。
本講座は、探究力の基礎であり、いま、ビジネスで必要とされている「問題発見・課題設定」のカギである「問いづくり」に着目し、抽象的な理論のみならず、問いを作る実践的で再現性ある思考プロセスを習得することで、明日の仕事にすぐに活かせる実践的な講座です。
簡単には答えが出ない、新しい分野の仕事に取り組もうとしている方(新規事業開発・イノベーション推進・DX推進など)や、新しい仕事を任されているが何から考えたら良いか分からない、デザイン思考やアート思考など様々な思考のフレームワークを学んだけれど、なかなか結果に繋がらない、というビジネスパーソンにおすすめです。
◆「探究力」「問題発見力」がなぜ重要なのか
優れた技術(How)が次々と開発され、「解決策」がコモディティ(陳腐)化しつつある時代になりました。そういった解決策は、AIが瞬時に導き出してくれるものでもあります。
解決策や答えではなく、社会やコミュニティにとって「解決する価値がある本質的な問題・課題」を発見し、革新的なビジネス創造に結びつけられる人材がいま、求められています。
混沌とした現実から「問題・課題のタネ」を見出し、「社会的になぜ解くことが重要なのか」という理由を掘り下げて言語化する探究力。
この力が、「未来人材ビジョン」でも重要な力として注目され、高等学校学習指導要領でも必須となったのは、探究力が「イノベーションの種」を見つける”基礎体力”でもあるからです。
◆「問いづくり」を起点に探究力・問題発見力を鍛える
不確実性が高く、正しい答えが容易には得られない「VUCA時代」に必要とされるのは、本当に解くべき問題・課題をみずから発見し、仮説を探究しながら、解決を目指したアクションを企画し、自律的に動いていける人材です。
本講座では、適切な問いを発見・設定する力を鍛え、自律した実践をゼロから組み立てる人材を育成する第一歩として、ハーバード大学院オンラインプログラムでも採用されている問いづくりメソッド「Question Formulation Technique(QFT)」を取り入れています。
▼QFTについて
QFTは、アメリカのNPO団体「The Right Question Institute(RQI)」が開発したメソッドです。
QFTの理論と実践を学び、自ら問いを立てて「『何を考えるか』から考える」メソッドが身につけば、誰でも答えのない未知のテーマに対して向き合い、すぐに行動を設計するプロセスを再現することができます。
また、自分のつくった問いを見直すことで、思考パターン・偏りに気づくなど「メタ認知力」を高める効果も期待できます。
※The Right Question Institute は、クリエイティブコモンズライセンスを通じて、資料を提供しています。非営利目的においては、ご自由にご利用・ご共有いただけます。ただし、下記の文章の通り出典を明記することが必要となります。
「出典: The Right Question Institute (RQI)。 質問づくり( The Question Formulation Technique、QFT) は、RQIが開発した手法です。詳細や資料につきましては、RQIのHPにて公開されていますので、ご覧ください。」
営利目的でのQFTのご利用に関しましては、contact@rightquestion.orgまでお問合せいただきますようよろしくお願いいたします。
What You Will Learn!
- 問題発見・課題設定の視点を育てる「問い」の価値
- 問いづくりができる人材の価値と、それを発揮する場面
- 「良い問い」の基準・種類を知る
- 問題発見と課題設定に使える「自分だけのオリジナルな問い」を生み出す明確なメソッド
- 個人の「問い」から行動・プロジェクトを組み立てる方法
Who Should Attend!
- 既成概念・これまでの経験にとらわれがちで、柔軟な発想をすることに苦手意識がある方
- 指示された業務はそつなくこなせるが「自分ならではの視点」を生かした企画提案などに苦手意識を持つ方
- 自分のこれまでの経験が直には生かせない・未知の業務・プロジェクトの把握・向き合い方に困っている方
- 自ら課題を設定しリサーチや分析をする探究力を学びたい方
- 正解がない中での、問題解決手法を学びたい方
- 問題を発見し、課題を設定する力を身につけたい方
- 問いづくり手法を系統立てて学びたい方