Ansibleによるシステム構成管理:基礎からCloud Modulesを使ったAWS構築まで
Linuxサーバーセットアップの自動化からCloud Modulesを利用したクラウドの構成管理方法やRoute53、ELB ( Application Load Balancer )との連携方法も取り扱っています。
Description
本コースではサーバーのミドルウェアのインストール・設定作業といったサーバーインフラの構築作業を、構成管理ツール「Ansible」(アンシブル)を使ってコード化し、自動化する方法を基礎から学びます。
また、Ansible 2.4より導入された「Cloud Modules」を使って、AWSクラウドに、EC2サーバーを起動する方法や、Route53、ELB ( Application Load Balancer )との連携方法も学びます。
Ansibleを導入する利点
Ansibleを使いシステムを自動化することにより作業が格段に楽になりますし、健全なシステム運用が実現できます。
本講座のゴール
AnsibleのInventoryファイル(ホストのリスト)の書き換えのみで、以下のようなシステム構成管理を行えるようになります。
- AWSクラウドの構成管理
- Linuxサーバーのミドルウェア・設定ファイルの管理
- コンテンツデプロイ
本講座の特徴
基礎からAWSを想定したクラウド環境に、LAMPを使ったWebの公開環境を準備するまでの流れに沿って学ぶことで、実践的なAnsibleの使い方を学べるように以下のように設計されています。
Anisbleの基本的な使い方:VirtualBoxを使ったローカル開発環境
- Playbookの書き方と使い方
- Roleの作成方法
- 変数の使い方
Ansibleの代表的なモジュールの使い方:Enterprise Linux (CentOS、Amazon Linux 2)を対象に実例を用いて解説
- ユーザー・グループ作成と管理
- ssh鍵ファイルの配布と管理
- sudoersの設定方法
- パッケージ(yum)配布
- 設定ファイルの配布
実践的なAnsibleの使い方:LAMPシステムの構築から解説
- Ansible Galaxyを使ったRoleの利用方法
- MySQLのインストールとユーザー・論理データベースの管理方法
- PHPのインストール方法
- Gitモジュールを使ったコンテンツデプロイ方法
AWS環境にシステム構築する方法
- EC2サーバーを起動する方法
- Route53に起動したEC2サーバーを登録する方法
- ELB (Application Load Balancer)のターゲットグループに、EC2サーバーを起動する方法
- ここまで作成してきたミドルウェアセットアップ・コンテンツデプロイのPlaybookの適用方法
代表的なAnsibleの構文と利用方法
- with_itemsを使ったループ
- handlerとnotifiyを使ったフック
- dependenciesを使った依存関係
- --extra_argsを使った変数のオーバーライド
- factとset_factを使った既存リソースへのアクセス
What You Will Learn!
- AWSクラウドにLAMPシステムを構築できるようになります
- コースの内容を通してAnsibleの実践的な利用方法が身につきます
- Cloud Modulesを使ってクラウドの構成管理方法が身につきます
- Ansibleの基本的な使い方が身につきます
Who Should Attend!
- Linuxサーバーのセットアップを行う方
- サーバーの構築・管理をコード化したい方
- AWSなどのクラウドの構成管理(Cloud Modules)もコード化したい方