Capture Oneの使い方完全ガイド
写真管理のイライラから解放されましょう!より印象的に、より思い通りに写真を仕上げて、楽しい写真ライフを送りましょう!分からないこと、疑問点などはお気軽にQ&Aからご質問ください!
Description
写真を趣味にしたときに、カメラやレンズのことはよく知っていても、写真の管理って難しかったりします。
現像ソフトで写真を仕上げることはできても、写真の管理はまた別の話。
フォルダ分けを駆使して管理してるのに、やっぱり混乱してしまいますよね。
写真を管理するにはコツがいります。
また、写真は管理するだけではなく、現像したり編集したりします。
その両方を満たしてくれるのがCapture Oneというソフトです。
プロが使うソフトだけあって少々高価ですが、機能は抜群です。
ただ、使いこなすにはやはり独学では時間がかかりますし難しいでしょう。
このコースではそのCapture Oneを使いこなせるように丁寧に説明しました。
レベルは中級レベルとしていますが、丁寧に説明していますので初級者の方でも大丈夫だと思います。
ぜひマスターして写真管理の煩雑さから解放されてください。
動画でのレクチャーですが、分かりにくい部分や伝わりにくいこともあるかもしれません。
疑問に思ったこと、分からなかったことはなんでもご質問ください!
どんどん質問してどんどんスキルをあげてください!
<更新履歴>
23.7.15
レクチャー19「明るさを変える方法」の6:45あたりから1分程度説明を変更しました。各ツールの要点をまとめてあります。
23.1.11
「Digital Color Meterを使ったRGB値の見方と色に関する補足説明」と言うタイトルで「Sec3.現像処理の基本操作」にレクチャーを追加しました。これに伴い、レクチャーの番号が、レクチャー18以降で一つずつ後ろにズレていますのでお気をつけください。
22.12.28
レクチャー16, 18, 20, 21, 23, 25に動画で使われているものと同じ写真(rawデータ)をリソースとしてアップしましたのでご活用ください。特に色に関する部分は動画では伝わりにくいので、実際にrawで現像してみることで体験できると思います。(23.1.11にレクチャーを追加したのに伴い、レクチャー番号が18->19, 20->21, 21->22, 23->24, 25->26とずれています)
22.9.27
レクチャー22 「部分調整を用いた調整」の内容を一新しました。基本的なツールの使い方などの説明は変わりませんが、部分調整を使わないで調整した写真との比較が分かりやすくなるように調整の方向性を変えました。
22.9.22
レクチャー14 「バリアントについてとその操作方法」の後半に現像設定の基本的なコピー方法の説明を追加しました。(3分30秒付近までの内容は以前と変わりません。)
レクチャー16 「ホワイトバランス」の内容に誤りがありましたので内容を一新しました。また、より詳しい説明を追加しています。
レクチャー20 「カラーバランスとトーンカーブによる色の調整」解説が分かりにくかったので、内容を一新しました。
レクチャー21 「カラーエディターよる色の調整」カラーバランスとトーンカーブによる色の調整との違いを明確にするために内容を一新しました。ただし、スキントーンの解説は変わっていません。
【レクチャー内容】
セクション1: カタログの使い方 -ファイルの準備とインポート-
まずはカタログ機能の使い方を学びます。
1: Capture Oneの概要
-Capture Oneではどんなことができるのか、簡単に説明します。
2: カタログの作成とインポート
-カタログという写真管理ファイルを作成し、カタログに写真を登録(インポート)します。
登録方法は3種類ありますが、このレクチャーでは写真をフォルダから移動しない方法でインポートしていきます。その後実際のフォルダとカタログの中身を比較します。
3: フィルター機能(キーワード、レーティング、カラータグ)
-レーティング、カラータグ、キーワードの使い方について解説します。3:25以降で、それらを使ったフィルター機能を解説します。フィルター機能を使うことで素早く必要な写真を見つけることができます。
4: カタログにおけるフォルダ操作とファイル操作
-実際のフォルダとカタログから見えるフォルダを比較しながら、フォルダ操作、ファイル移動の仕方を解説します。
カタログ上でフォルダやファイルを操作することができますが、フォルダやファイルを直接操作すると、カタログがフォルダやファイルを見失ってしまいますので、その時の対処方法などを学びます。
5: アルバムとスマートアルバム
-ファイル管理をするにあたってとても重要なアルバム機能について解説します。
フォルダ管理だけで写真を管理するよりも圧倒的に便利に自由に写真を管理できるようになります。
さらに、レーティングやキーワードを写真に付加して、スマートアルバム機能を用いることで、手動で振り分けることなく写真をカテゴライズしたり整理したりできるようになります。
6: プロジェクトとグループ
-アルバム機能を用いて写真を管理すると非常に自由に写真を管理できますが、アルバムが増えすぎるとかえって分かりにくくなります。そこでプロジェクトとグループを追加してアルバムをまとめることで、見た目にスッキリさせ、アルバム管理がわかりやすくなります。
セクション2: インターフェースとカスタマイズ
7: ワークスペース
-Capture Oneにおけるワークスペースについて解説します。ワークスペースはご自身で自由にカスタマイズできますが、保存しておくことをお勧めします。保存方法も解説します。
8: ツールバー
-ワークスペースの上部に配置されているツールバーのカスタマイズ方法の解説です。ツールバーに表示されているアイコンも、一部ですが簡単に解説しています。
9: ツールタブとツール
-ワークスペースの左側に配置されているツールタブとそのタブに含まれる各編集ツールのカスタマイズ方法を説明しています。
ツールの個別具体的な使い方は写真の調整のレクチャーでお話ししますが、ここではどのようなツールがあるのかといった簡単な解説と配置などのカスタマイズ方法だけを解説しています。
また、このツールエリアを非表示にする方法もお伝えしています。
10: ビューアー
-ワークスペースの真ん中、写真を拡大表示する部分の解説です。ビューアーのカスタマイズ方法を解説します。
シングルビューやマルチビューの切り替え、余白(マージン)の設定や余白の色を変え方などを解説します。そのほか、細かい設定を解説します。
また、このビューアーも非表示にできますのでその方法をお伝えしています。
11: ブラウザ
-ワークスペースの右側、フォルダやアルバムに含まれる写真を一覧表示する場所の解説です。写真の並べ替えや、ブラウザ部分の設定や操作方法を解説します。ブラウザは下に配置することもできます。
また、このブラウザも非表示にできますのでその方法をお伝えしています。
12: 環境設定
-環境設定を解説します。表示に関することが主ですが、編集できるファイルの種類を設定したり、xmpファイルに関しても触れています。
13: キーボードショートカット
-キーボードショートカットのカスタマイズ方法を解説します。
コマンドやキーの検索方法から割と細かく手順を追って解説しています。以前のバージョンからショートカットが変わってる場合もあるので、一度確認してみることをお勧めします。
中でもおすすめのショートカットの割り振りを紹介しています。
セクション3: 現像処理の基本操作と基本知識
Capture Oneを使って現像処理する際の最も根本的な色について理解できるようになります
14: バリアントについてとその操作方法
-Capture Oneでは表示されている写真のことをバリアントと呼びます。取り扱う写真が実データだけではなく、仮想的に複製して編集したりもしますので、合わせてバリアントと呼びます。
そのバリアントの操作方法について解説します。
-バリアントの複製方法; 新規バリアントとバリアントの複製
-バリアントの削除方法
-比較に設定; あるバリアントを比較対象として常に選択状態にすることができます
-ツールの調整結果のコピー方法と初期化方法
-複数のツールの調整結果のコピー方法と初期化方法
-設定のコピーペーストに関してはより詳しく別のレクチャーで解説します。
15: 基本特性
-基本特性というツールに関して解説します。
-プロファイルとカーブの意味するところ
-プロファイルとカーブの設定方法
-設定した基本特性をデフォルト値として保存
16: ホワイトバランス
-ホワイトバランスのツールについて解説します。
-講座で説明している写真をリソースに上げていますのでダウンロードして実際にホワイトバランスを変えてみましょう!
-ホワイトバランスの簡単な説明
-色温度と色合いの簡単な説明
-適切なホワイトバランスの設定方法
グレー(無彩色)の部分を選択する
自分の感覚でニュートラルな色を探す
カメラのオートホワイトバランスを活用する
太陽を基準にする
撮影時にグレーチャート(カラーチャート)を写しておく
-基本的には自分の感覚で最終決定します
17: 色の表示(プルーフィング)とヒストグラムの見方
-Capture Oneがどう言った色空間で表示しているかについての解説です
写真の場合は基本的にsRGBかAdobeRGBというプロファイルを使用しますが、表示に関してどちらを使用するのか、あるいは出力時のプロファイルと表示しているプロファイルが違う場合どうするのかなどについて解説しています
また、実際にデジタルで写真を編集するときには、ディスプレイ(モニタ)に写っている写真だけではなく、ヒストグラムという、明るさや色の分布についてのグラフを見ながら調整することが多いので、そのヒストグラムの見方を解説しています。
18: Digital Color Meterを使ったRGB値の見方と色に関する補足説明
-RGBで表される色の定義の説明
-デジタルにおける現像とは
-白飛びと黒つぶれについての説明
-無彩色におけるRGB値の説明
-sRGBとAdobeRGBというプロファイルの意味と違い
-Digital Color Meterの説明
-写真を表示するディスプレイ(モニター)についての説明
セクション4: 明るさを調整する
Capture Oneには明るさを変えるツールがいくつもあります。違いを理解して、自分に合ったツールを選べるようになります。
19: 明るさを変える方法 (露出、明るさ、レベル、カーブ)
-写真の明るさを変える方法を解説します
-講座で説明している写真をリソースに上げていますのでダウンロードして実際に明るさを変えてみましょう!
-露出、明るさ、レベル、カーブ、カラーバランスといったツールで明るさを変えた場合の特徴を解説しています
-各ツールで調整したときのヒストグラムの変化と実際の写真の明るさの変化を比較しながら各ツールの特徴を見ていきます。
-ヒストグラムとは別に、レベルツール、カーブツールにもグラフがあります。また、露出評価というツールにもグラフがあります。それぞれのグラフがどういった表示になっているかも解説しています。
-明るさや色を調整する時に便利なカラーリードアウトという機能についても解説します。
カラーリードアウトを使うとあるポイントのRGB値を表示できますのでその値を見ながら調整できます。
20: 細かく明るさを変える方法 =トーンの調整(露出、ハイダイナミックレンジ、カーブ、レベル)
-カーブでのトーンの調整方法
-カーブへのポイントの打ち方とポイントの移動方法
-RGB値(輝度値)を確認するときの注意点
-ハイダイナミックレンジのハイライト・シャドウ・ホワイト・ブラックの意味するところと変化の仕方の特徴
-ハイダイナミックレンジを使ったトーンの調整方法
-露出、ハイダイナミックレンジ、カーブを組み合わせてトーンを調整する方法
-レベルを使って極端に明るい部分と極端に暗い部分を調整する
セクション5: 色を調整する
Capture Oneには色を調整するツールがいくつもあります。その特徴を理解して自分に合ったツールを選べるようになります。
21: カラーバランスとトーンカーブによる色の調整
-カラーバランスとトーンカーブで色を調整する方法を解説します。
-講座で説明している写真をリソースに上げていますのでダウンロードして実際に色の調整をしてみましょう!
-ホワイトバランスを取る
-カラーチャートを用いて明るさとトーンをみる
-ヒストグラムと露出評価を見ながら明るさとトーンを調整する
-露出 -> ハイダイナミックレンジ -> トーンカーブの順に調整
-再度ホワイトバランスを確認
-カラーバランスを使って色を調整する
-カラーバランスのマスターとホワイトバランスの意味合い
-カラーチャートを参照しながらカラーバランスのマスターでホワイトバランスを取る
-カラーバランスのシャドウ、中間調、ハイライトを使ってよりニュートラルにホワイトバランスを取る方法
-カラーバランスを使って自分なりの色を整える方法
-自分で作った色を他の写真に適用してみる
-他の写真を使って、その写真を見た印象で再度カラーバランスで調整する
-カラーバランスで色を調整した写真と同じ写真を今度はトーンカーブで色を調整してみる
-カラーバランスとトーンカーブによる色調整の特徴と違い
-最後に再度別の写真で明るさ、トーン、色を調整してみる(主にトーンカーブの説明)
22: カラーエディターよる色の調整
-カラーエディターによる色調整の概念と特徴(カラーバランスとの違い)
-カラーエディターの使い方
-基本色による色の調整
-ダイレクトカラーエディターによる色の調整
-詳細設定による色の調整
-カラーエディターを用いて写真の色を調整してみる
-カラーバランスを用いて調整した時と比べてみる
-スキントーンを用いて肌の色を調整
23: 部分調整を用いた調整
-レイヤーを用いた部分調整の説明
-調整レイヤーの追加の仕方
-調整レイヤーで使えるツールの説明
-調整レイヤーを用いてスキントーンを部分的に調整する
-マスクの表示非表示方法
-オートマスクを使ってみる
-輝度範囲を使ってマスクを選択する方法
-リニアグラデーションマスクを描く方法
-輝度範囲とリニアグラデーションを組み合わせてマスクを選択する方法
-輝度範囲とブラシを組み合わせてマスクを選択する方法
-部分調整を用いて写真のトーンと色を調整する
セクション6: ディテールに関するツール
写真に対するより細かい仕上げの部分をコントロールできるようになります。
24: ノイズ除去
-ノイズの種類の説明
-各ノイズの取り除き方
25: シャープニング
-シャープニングの原理の説明
-シャープニングツールの各項目の説明
26: 明瞭度に関するツール(クラリティ、かすみの除去、シャープニング)
-画像をくっきりさせるためのツールを解説します。
-クラリティの使い方
-かすみの除去の使い方
-クラリティ、かすみの除去、シャープニングでどのように違いがあるか、比較
27: フィルム粒子
-そもそもフィルムの粒子とはどんなものなのか、解説します
-そしてなぜフィルムの粒子を再現したいのかも私見ですが解説しています
-そのうえで、フィルム粒子の使い方を解説します
28: ビネット
-ビネットの使い方を解説します
29: ゴミ取りなどのツール(スポット除去, 修復レイヤー, クロンレイヤー)
-スポット除去の説明
-修復レイヤーを用いたゴミの除去
-クローンレイヤーの説明
セクション7: 構成に関するツール
写真のトリミングに加えて、写真の水平垂直を合わせたりレンズ補正を使ったりといったデジタルならではの補正を使えるようになります。
30: グリッドとガイド
-グリッド表示に関する使い方の説明
-ガイド表示に関する説明
31: クロップ、回転と反転
-クロップツールの使い方
-回転と反転の使い方
32: キーストーン (写真の水平垂直を合わせる)
-キーストーン水平垂直を修正する
33: レンズ補正
セクション8: 出力に関するツール
Capture Oneを使って写真を出力できるようになります。
34: エクスポートレシピとその中身
-出力タブに含まれる出力(エクスポート)に関するツールを解説します
-実際に出力レシピを作成する
-サブフォルダを指定した出力方法
-出力時にリネームする方法
-サブフォルダにメタデータを指定することで出力時にフォルダを振り分ける方法
セクション9: テザー撮影とセッション
Capture Oneでテザー撮影できるようになります。またセッションとカタログの違いを理解し、セッションを用いて撮影できるようになります。
35: セッションの作成とカタログとの比較
36: テザー撮影の基本
37: テザー撮影時のライブラリ機能の活用
38: 他のセッションを参照する
39: オーバーレイ
What You Will Learn!
- Capture Oneの基本的な操作方法が分かります。
- Capture Oneを使って写真を上手に整理、管理できるようになります。
- ツールの使い方を通して写真を上手に仕上げる方法を理解できます。
- Capture Oneを使って思い通りの写真に仕上げることができるようになります。
Who Should Attend!
- Capture Oneを使ってみたいけどどのようなソフトなのか知りたい方
- Capture Oneを使っているけどあまり使いこなせていない方