【CINEMA 4Dのカメラ基礎】各種機能の理解とカメラアニメーションの手法を解説(初心者向け)
なぜ僕らが見ている映画は素晴らしい映像体験をさせてくれるのか、カメラによる演出が素晴らしいからです。平凡なシーンを魅力的にするためのスキル=「カメラ」。一眼レフカメラの基礎的な知識を学びながら3Dモデルを撮影しましょう。
Description
◆シーンを作って終わり、はもう終わり。
このコースでは、カメラオブジェクトの基本(最も使う機能について重点的に解説)を学びます。設定できる数値を変更しながらレンダリング結果を比較しているので、どんな場面でどのような設定をするべきなのか直感的に分かります。
一言でまとめると、シーンを作った後の「カメラ撮影」が最低限出来るようになるってことです。
◆カメラは面倒くさいって思ってませんか?
実際に一眼レフカメラを触ったことのある方なら共感してもらえると思いますが、F値とかシャッタースピードとかISO感度とか、最初は意味不明でしたよね。僕は意味不明を通り越して謎でしかなかったので毎回オートで撮影してました。でもオートがつまらなくなってきて、YouTubeでの解説動画を見て実践することで少しずつ理解できるように。このコースの目的はまさにそれのCinema 4Dバージョン。
おすすめのYouTube解説動画(一眼レフ各種設定の基礎理解が目的)を紹介しつつ、Cinema 4Dのカメラでどう設定するのかについて説明しています。自分でヘルプを見ながら学ぶよりもはるかに効率的(なはず)。カメラを一定レベルで自在に扱えるようになると、3DCGがこれまで以上に面白くなります。まるで映画監督になった気分、というのは言いすぎじゃないはず。実際、自分の思い通りに演出するわけなんで。
◆見る側から撮る側へ
普段あなたも、アニメ、映画、ドラマなどを見ると思います。失礼ですが、恐らくあなたは「ただ見るだけ」ではないでしょうか。僕がそうでした。ただ映像作品を消費して楽しむだけ。もちろんそれでもOKなんですが、今後は映像を見る時間全てが「撮るための学び」となります。どんな設定で、どんなカメラワークで、どんなカットで構成されているのか、考えながら見るようになります。
作品の中で印象に残っているシーンを参考に、Cinema 4Dで撮影してみてください。現実だって、デジタルだって、やることはほぼ一緒。なんなら、現実に機材を買うよりリーズナブルだし、空中にも配置できるし、あっという間に設定を変更できるし、自由な軌道で撮影できるし、Maxonに足向けて寝れません。さて、カメラやってみますか?
※学べないこと:
マニアックなカメラの設定に関しては言及していませんのでご了承ください。あくまでも、カメラの基本をおさえたコースです。
What You Will Learn!
- カメラの座標タブからキーフレームを打つアニメーション手法
- スプラインに沿ってカメラを動かす
- カメラが、常に指定したオブジェクト方向を向くようにする
- カメラアニメーションの過程で、カメラの向きが変わるのを防ぐ
- カメラアニメーションの軌跡をスプラインに変換し、スプラインに沿うタグで制御する方法
- タイムライン(Fカーブ)でファンクションカーブの角度を変更することで、カメラのアニメーションスピードを調整する
- スプラインに沿ってカメラを動かす場合に、カメラが常に接線方向を向くようにする
- スプラインに沿ってカメラを動かす際の、カメラの傾きをコントロールする
- ステージオブジェクトを利用して、複数の独立したカメラをシームレスにつなげる
- 「投影法-焦点距離」「センサーサイズ」「35mm 換算」「画角、ズーム、フィルムオフセット」「フォーカス距離」「ボケ」「F値」
- 「露出(ISO)」「シャッター速度(シャッタースピード:SS)」の基本
- 常に指定したオブジェクトにピントが合う(ヌルも可)
- カメラは、指定したオブジェクトを追跡する(ヌルも可)
- 4つのカメラそれぞれを調整して、用意されたシーンを自由に撮影
- 「カスタム色温度 (K):ホワイトバランス」「シャッター効率-レンズの歪み」「口径食-色収差」の基本
- カメラモーフ:独立したカメラ間を補完するようにアニメーションするカメラ
- 5つのカメラの配置を変えつつ焦点距離をばらばらにして、それらカメラをモーフカメラで繋ぐ練習
- レンダリングにおける「サンプラー」の種類
Who Should Attend!
- CINEMA 4Dの「カメラオブジェクト」について、基礎から身に着けたい
- CINEMA 4Dで「シーン撮影」を行って、3DCG制作がしたい
- 最初はCINEMA 4Dを上手に扱えずとも、1歩ずつ前進できる
- CINEMA 4Dの知識を体になじむまで復習できる