【ものづくり革新・改善シリーズ】仕事のムダ取り改善
仕事の付加価値を高めるトヨタ流のムダ取り改善の特徴、ムダ取り改善手法、仕事の依頼・指示のトラブルによるムダ取り改善、会議・打合せのムダ取り改善を学びます。<構成:知識『基本編』・測る『理解度テスト』>
Description
「ムダな仕事をしていますか?」と聞かれれば、誰もが「ムダなことはやっていない」「そんな暇はない」と言うでしょう。トヨタ流のムダ取り改善の対象の「ムダ」とは、顧客に対して付加価値を提供できていない仕事=顧客のムダです。必要な仕事であって顧客に直接価値を提供できていない仕事は、ムダな仕事であり、やめる改善の対象です。速く効率的にやるのではなく、一切やらないという改善です。顧客のムダをなくすことで、仕事は付加価値の高い仕事の割合が高まります。
このコースでは、顧客のムダを対象としたムダ取り改善の考え方と顧客のムダの洗い出しから、やめる改善の方法とノウハウを紹介します。また、仕事のムダを生み出す元凶の1つであるコミュニケーションにムダ取り改善のやり方を習得します。
【この講座で学ぶこと(セクション構成)】
■Section1 コース概要と学習計画
コース全体と構成を知っていただくことで、自分に合った学習計画を立案できます。
■Section2 トヨタ流ムダ取り改善のムダとは
ムダを考えるときは、組織にとって必要か否かで判断し、顧客に価値を提供するために必要な仕事はムダではないと思っていませんか。ムダ取り改善の対象は、顧客にとって価値のないものであり、必要であっても顧客にとって価値がなければムダとなります。
ここで、顧客のムダと組織のムダの違いを理解し、ムダを生むものや見えなくする原因を見つける目を養い、ムダを生む癖を価値を生む癖に改造する方法などのムダ取り改善の考え方と進め方を学ぶことができます。
■Section3 トヨタ流ムダ取り改善の特徴
ムダ取り改善は、すぐに気づくムダや、考えて出てくるムダを取るだけではありません。特に、顧客のムダは何もしなければ気づくことはできません。気づくことができない顧客のムダは、ムリ・ムラの視点であぶりだし、ムダと決めつけて改善していきます。
ここでは、仕事を正味と非正味で作業を分類する方法や、ムリ・ムラの視点でによって顧客のムダをあぶりだす方法、作業の再構成・価値の移転によるムダ取り改善の仕方を学ぶことができます。
■Section4 ムダ取り改善の手法と進め方
ムダ取り改善のプロセスは、ムダの認識から始まり、ムダの原因の探究、改善策の考案、改善策の実施と効果の測定、改善の定着・展開となります。ムダ取り改善では、「7つのムダ」「7つの異常」「4M」などの視点で多面的かつ客観的にムダを洗い出し、なぜなぜによって原因を究明して、改善を行います。
ここでは、ムダ取り改善のプロセスに沿って、7つのムダ・7つの異常でムダを認識し、4Mとプロセス、7つのムダの組み合わせによってムダの原因の探究、改善の実践する方法を学ぶことができます。
■Section5 ムダな依頼指示のトラブルをなくす改善
仕事の依頼や指示がうまくいかず、品質や納期トラブルを発生させ、その処置のためにムダな時間がかかったという話は枚挙にいとまがありません。依頼や指示でトラブルを引き起こす代表的な7つの原因に対する対策、コミュニケーションで守るべき法則を展開することで、トラブルが減り、ムダをなくすことかできます。
ここでは、仕事の依頼・指示における7つの原因ごとの対策、守るべき法則、改善の進め方とノウハウを学ぶことができます。
■Section6 会議・打合せのムダをなくす改善
仕事をする上で、会議・打ち合わせは不可欠であり、コミュニケーションの良し悪しが仕事の品質や生産性に大きく影響します。成果のない会議・打合せは、ムダな仕事そのものです。
ムダな会議・打合せとなる6つの原因の対策、コミュニケーションで守るべき法則を展開することで、ムダな会議・打合せを減らすことができます。
ここでは、ムダな会議・打合せの6つの原因ごとの対策、守るべき法則、改善の進め方とノウハウを学ぶことができます。
【講師について】
200以上のコンサルティングプロジェクトと3万人以上の人材育成実績のあるコンサルソーシングの代表取締役・経営コンサルタントの松井順一が様々な業種・職種における改善実績から培ったノウハウを紹介します。
なお本シリーズは、講座を企画開発したコンサルタントの講師に代わり、講座の進行・解説はレクチャロイド『YUI』がナビゲートします。
【本シリーズ・コースの特徴】
『ものづくり革新・改善シリーズ』とは、「目的の見える化」「課題設定力」「実行力」を高め、業務遂行力の向上に役立つカリキュラムです。製造業・メーカーで用いられるトヨタ生産方式、5S・見える化などの実績ある管理・改善手法を組み込み、製造現場はもちろん、営業・開発・管理間接・サービスなどオフィス業務にも役立つ内容です。
知識を得るための『基本編』、定着度を測る『理解度テスト』、演習で学ぶ『実践編』が基本構成です。(『実践編』のないコースもあります)
コースを最後まで受講した際は、全体の理解度をチェックする『確認テスト』もご活用ください。
ダウンロードできる実践帳票などのツールも用意していますので、職場での実践・改善にお役立てください。
複数の領域に関わるテーマの場合、同じセクションが掲載されているコースもあります。予めご了承ください。
What You Will Learn!
- ムダ取り改善の考え方と顧客のムダの洗い出しからやめる改善の方法を学びます。
- ムダを見つけ目を養い、ムダを生む癖を価値を生む癖に改造する方法を学びます。
- 正味と非正味で作業を分類し、ムリ・ムラの視点であぶりだし改善する方法を学びます。
- 7つのムダ・7つの異常・4M・プロセス視点のムダ取り改善方法を学びます。
- 仕事の依頼・指示における7つの原因ごとの対応策と守るべき法則、改善の進め方を学びます。
- ムダな会議・打合せにおける6つの原因ごとの対応策と守るべき法則、改善の進め方を学びます。
Who Should Attend!
- ムダ取り改善を推進・実行したい管理者・リーダー・中堅社員の方
- ムダ取り改善を学びたい方