【ものづくり革新・改善シリーズ】時間と心のバランスをとる労務管理術
残業管理、健康管理、従業員満足、タイムマネジメント、部下のフォローに不可欠なカウンセリング・マインドなど、日常のマネジメントにおいて仕組みや施策を取り入れた労務管理術を学びます。<構成:知識『基本編』・測る『理解度テスト』・演習『実践編』>
Description
部下を持ち、人の管理する立場にあるのなら業務の管理だけをするだけでは、組織を維持し管理することはできません。部下の負荷の状態を把握し、ムリのない働き方となるようにし、健康やメンタルの面でもサポートする必要があります。
管理者は、部下が健康で、無理なく働けるように労務管理スキルも習得することが求められます。
このコースでは、部下の負荷や働き方を把握し、健康的に働くことができる環境を用意して、問題の兆候があれば適切にフォローするための管理方法とポイントを習得します。
【この講座で学ぶこと(セクション構成)】
■Section1 労務管理のための残業管理
一次的に仕事が多い時は、残業をしなければならないこともありますが、日常的に仕事量が多かったり、ムリやムラがあったりすれば、残業が常態化し、長時間残業となります。仕事が多くなくても管理者や部下の意識の問題から、残業が増えることもあります。
管理者として、残業の原因を認識し、意識改革も含めた残業削減への取り組みを始めましょここでは、長時間労働の問題と主な発生原因、残業をなくすための仕事の偏り・滞り、負荷と能力の平準化の手法について学ぶことができます。
■Section2 労務管理のための健康管理
病気ではないこと、ケガをしていないことが健康ではありません。肉体的にも精神的にも、そして社会的にも満たされていることが健康といいます。肉体的にも精神的にも気持ちよく働くことができ、周りから認められている状態が健康的に働いているといことです。
部下が健康的に働くことができていれば、その組織は最高のパフォーマンスを発揮します。
ここでは、健康的に働くということの意味と意義、職場における日常的な健康管理の取り組みと快適な職場づくり、メンタルヘルス・マネジメントについて学ぶことができます。
■Section3 労務管理のための従業員満足
仕事に従事することに何かメリットや価値を感じることができれば、その仕事に対するエンゲージメント(貢献意欲)が高まり、仕事に向かう姿勢が高まります。一方で、仕事への意欲を削ぐ要因が多ければ、仕事に向かう姿勢は低下します。
部下のやる気を引き出すためには、部下の仕事に対する満足度と不満足度を測定し、課題を洗い出して対策するようにしなければなりません。
ここでは、従業員満足と不満足度の定義とそれを左右する因子、その対策としての処遇・待遇・承認・自己実現について学ぶことができます。
■Section4 タイムマネジメント
限られた時間の中で、ムリ・ムラ・ムダなく、健康的に働くためには、適切なタイムマネジメントができるようにしなければなりません。タイムマネジメントとは、単なるスケジュール管理だけではなく、生産性を高める時間管理のことで、タスク管理と時間リソース管理を合わせた取り組みです。
ここでは、多様化、複雑化していく仕事におけるタイムマネジメントの必要性と時間管理レベルを高めるための3つの要素のスケジュール管理、タスク管理、時間リソース管理のポイントについて学ぶことができます。
■Section5 カウンセリング・マインド
労務管理では、働く上での問題を抱えた部下をフォローする力も必要となります。カウンセリング・マインドとは、カウンセリングの理論や手法を労務管理に取り入れ、活かすための心得です。個人的特性や環境によって、業務に支障をきたしている部下の「自己解決」を助けるために活用します。
ここでは、カウンセリング・マインドの活用の目的と必要性、受容・共感に役立つカウンセリング技法について学ぶことができます。
【講師について】
200以上のコンサルティングプロジェクトと3万人以上の人材育成実績のあるコンサルソーシングの代表取締役・経営コンサルタントの松井順一が様々な業種・職種における改善実績から培ったノウハウを紹介します。
なお本シリーズは、講座を企画開発したコンサルタントの講師に代わり、講座の進行・解説はレクチャロイド『YUI』がナビゲートします。
【本シリーズ・コースの特徴】
『ものづくり革新・改善シリーズ』とは、「目的の見える化」「課題設定力」「実行力」を高め、業務遂行力の向上に役立つカリキュラムです。製造業・メーカーで用いられるトヨタ生産方式、5S・見える化などの実績ある管理・改善手法を組み込み、製造現場はもちろん、営業・開発・管理間接・サービスなどオフィス業務にも役立つ内容です。
知識を得るための『基本編』、定着度を測る『理解度テスト』、演習で学ぶ『実践編』が基本構成です。(『実践編』のないコースもあります)
コースを最後まで受講した際は、全体の理解度をチェックする『確認テスト』もご活用ください。
ダウンロードできる実践帳票などのツールも用意していますので、職場での実践・改善にお役立てください。
複数の領域に関わるテーマの場合、同じセクションが掲載されているコースもあります。予めご了承ください。
What You Will Learn!
- 部下の働き方を把握し、健康的に働く環境を用意しフォローする方法を学びます。
- 長時間労働の原因をなくすための偏り・滞り、平準化の手法学びます。
- 健康管理の取り組みと快適な職場づくり、メンタルヘルスについて学びます。
- 従業員満足と不満足度の定義と対策の処遇・待遇・承認・自己実現について学びます。
- 時間管理レベルを高める3つ要素の管理のポイントを学びます。
- カウンセリング・マインドの受容・共感に役立つカウンセリング技法を学びます。
Who Should Attend!
- 人の管理をしている管理者・リーダー・管理者候補・リーダー候補・管理スタッフの方
- 職場の労務管理術について学びたい方