【ものづくり革新・改善シリーズ】必要なモノを必要な時に手配する購買管理

購買管理力を高めるために、必要量のタイムリーな発注、購買先管理、発注価格管理、ターンアラウンド管理、トラブル管理のノウハウを学びます。<構成:知識『基本編』・測る『理解度テスト』・演習『実践編』>

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Description

購買管理は、外部から調達する原材料や部品、加工や処理の外部委託などの品質・コスト・納期を適切に管理することです。品質のよい原材料は価格が高くなるなど、品質・コスト・納期は、相反する関係にあり、品質・コスト・納期をバランスよく手配することが購買管理に求められます。
また、多品種少量生産では、生産変動を在庫でカバーすることも限界があり、必要なモノを必要な時に必要な量を手配する力も必要です。

このコースでは、QCDをバランスよく手配し、必要モノを必要な時に必要なだけ調達できるようにするために、必要量のタイムリー発注、戦略的購買先管理、発注価格管理などの方法とポイントを習得します。


【この講座で学ぶこと(セクション構成)】

■Section1 購買先管理

購買先に対して管理することは、「能力管理」「購買方針」「品質管理」「コスト管理」「納期管理」の5つです。購買先の能力を把握した上で、購買先との付き合い方を決め、購買先の品質・コスト・納期を管理します。
ここでは、5つの購買管理項目を適切に管理するための購買先能力の見える化と購買方針、購買先の品質・コスト・納期管理の方法とポイントを事例とともに学ぶことができます。

■Section2 発注価格管理

購買管理では、可能な限り原材料や部品、外注の費用は低く抑えようとします。購買先からの調達コスト=発注価格は適正であるのか、下げる余地はないのか、常に悩まされます。
一方で、価格を下げると品質も下がったり、納期が不利になったりするなど、相反する関係から、価格を下げる影響も考慮して、判断しなければなりません
ここでは、発注価格の適切性、下げる余地の分析などの力を高めて発注管理力を高めるための相場の把握と見積もり、相関分析、コスト改善などの方法とポイントを学ぶことができます。

■Section3 必要量タイムリー発注

発注ロットサイズを大きくすると、価格が安くなるという理由から、まとめて発注している会社も少なくありません。まとめて発注すれば、その分、在庫が増えてしまいます。多品種少量生産が拡大してきている環境下では、在庫に依存した管理は、不良在庫の増加を招き、キャッシュフロー上も不利になります。
ここでは、在庫に依存せず、生産変動に追随してタイムリーに発注し調達するためのスピードの見える化、かんばん発注と発注サイクル改善などの方法とポイントを学ぶことができます。

■Section4 ターンアラウンド改善

購買の現場では、注文書の納品書の突合せや内容変更の確認原単位の違いによる換算など処理に振り回されているところも少なくありません。自社と購買先の管理原則システムの違いが原因として起きる問題で、その対応に多くの時間を費やしています。
ここでは、購買の現場作業をスムーズにして、トラブルを減らし、処理効率を高めるためのターンアラウンドの考え方、整合と紐づけ、単位と単価の置き換えなどの方法とポイントを学ぶことができます。

■Section5 購買トラブル管理

購買先とは、品質・コスト・納期のトラブルが必ず発生します。購買トラブルは、コミュニケーション、差異・変化・変更、約束に関するものがほとんどです。購買活動をスムーズに行うためには、この3つに焦点をあててトラブルを想定して、未然に防ぐ手立てを用意しておく必要があります。
ここでは、3つの購買トラブルを防止するための窓口責任者と連絡方法、変化点管理、標準化と文書化、異常処置管理などの管理方法とポイントを学ぶことができます。


【講師について】

  • 200以上のコンサルティングプロジェクトと3万人以上の人材育成実績のあるコンサルソーシングの代表取締役・経営コンサルタントの松井順一が様々な業種・職種における改善実績から培ったノウハウを紹介します。

  • なお本シリーズは、講座を企画開発したコンサルタントの講師に代わり、講座の進行・解説はレクチャロイド『YUI』がナビゲートします。


【本シリーズ・コースの特徴】

  • ものづくり革新・改善シリーズ』とは、「目的の見える化」「課題設定力」「実行力」を高め、業務遂行力の向上に役立つカリキュラムです。製造業・メーカーで用いられるトヨタ生産方式、5S・見える化などの実績ある管理・改善手法を組み込み、製造現場はもちろん、営業・開発・管理間接・サービスなどオフィス業務にも役立つ内容です。

  • 知識を得るための『基本編』、定着度を測る『理解度テスト』、演習で学ぶ『実践編』が基本構成です。(『実践編』のないコースもあります)

  • コースを最後まで受講した際は、全体の理解度をチェックする『確認テスト』もご活用ください。

  • ダウンロードできる実践帳票などのツールも用意していますので、職場での実践・改善にお役立てください。

  • 複数の領域に関わるテーマの場合、同じセクションが掲載されているコースもあります。予めご了承ください。

What You Will Learn!

  • 購買先管理の基礎知識とレベルアップのための管理手法を学びます。
  • 購買先能力の見える化と購買方針、購買先の品質・コスト・納期管理の方法を学びます。
  • 発注価格の決定とコストの見積りや管理・改善手法を学びます。
  • 売れるスピード、使うスピードの増減に応じたタイムリー発注が学べます。
  • 発注問題を解消するターンアラウンド管理を学べます。
  • 購買先とのトラブルの予防処置・改善手法を学びます。

Who Should Attend!

  • 適正な購買管理を行いたい管理者・リーダー・購買スタッフの方