組織・業務・プロジェクトを改善する理論を学ぼう!プロマネが教える『TOC/制約理論』~集中の5ステップと思考プロセス編~
TOC(Theory Of Constraints)/制約理論を活用して、組織・業務・プロジェクトの改善・変革を実現しよう!TOCのフレームワークである『集中の5ステップ』と『思考プロセス』を中心に学びます。
Description
このコースに含まれている主な学習キーワード!
TOC(Theory Of Constraints)、制約理論、制約条件の理論、制約、ロジカルシンキング(論理的思考)、問題解決、課題解決、業務改善、集中の5ステップ、TOC思考プロセス、BPR(Business Process Reengineering)、ビジネスプロセスリエンジニアリング、プロセス改善組織・業務・プロジェクトを変革できる理論、TOC(Theory Of Constraints)/制約理論を学ぼう!
イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット博士が生み出したTOC/制約理論を学びましょう。
TOCは日本語では制約理論と呼ばれ、組織や業務全体のパフォーマンスを決定づけている『制約』に集中するマネジメント理論です。
『制約』とは業務の流れ(フロー)を滞らせているボトルネックのことです。
『制約』に集中したマネジメントを行うことで、組織・業務・プロジェクトのパフォーマンスを大きく改善することができます。
TOCでは、一般的なロジカルシンキングや問題解決のアプローチとは異なる方法を用いて、組織・業務・プロジェクトに変革をもたらすことができます。今までのやり方で改善に行き詰ってしまった方は、ぜひプレビュー動画をご確認いただき、ご自身のニーズにマッチするコースであるかをご確認ください。
このコースでは、『TOCの基礎となる考え方』『集中の5ステップ』『TOC思考プロセス』を学びます。
TOCには実は様々な応用があり、生産管理の『DRB(ドラムバッファーロープ)』や、プロジェクトマネジメントの『CCPM(クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント)』、管理会計の『スループット会計』などがあります。
今回のコースでは、TOCの最も基礎的な部分の考え方とともに、制約に集中して組織や業務を継続的に改善するフレームワーク『集中の5ステップ』、組織や業務を大きく変革するためのフレームワークである『TOC思考プロセス』を学びます。『TOC思考プロセス』のフレームワークで活用する5つのツールを使いこなそう!
TOC思考プロセスは、改善(変化)に対する人間の抵抗を取り除き、合意形成をしながら組織を変革するためのフレームワークです。
この思考プロセスでは5つのツールが登場します。
思考プロセスの考え方とともに、5つのツールの使い方を学ぶことができます。
これらのツールは日常の業務の中でも大変活躍するものですので、ぜひこのコースの中で活用方法をマスターしてください!コースの全体構成
1.はじめに
コースの全体感を説明します。
1)コースの概要
2)受講に関する注意点
2.TOCの基礎
TOCの概念や基礎的な知識を抑えましょう。
1)TOC(Theory of Constraints)/制約理論とは
2)基本となる3つの考え方
(1)システムは目的を持ち、その目的を達成するために部分が存在する
(2)システムのパフォーマンスは、ひとつまたは複数の限られた制約によって決定されている
(3)全体(システム)は部分(要素)の合計にはならない
3)全体最適と部分最適
(1)全体最適と部分最適の違い
(2)なぜ全体最適が必要なのか
4)制約の種類
(1)物理制約
(2)市場制約
(3)方針制約
5)依存的事象と統計的変動
3.継続改善のための集中の5ステップ
『集中の5ステップ(Five Focusing Steps)』を学びます。
組織やシステムの継続的改善プロセスのフレームワークです。
具体的な方法や例示を交えつつ学習を進めます。
1)集中の5ステップ
(1)制約条件を特定する
(2)制約を徹底活用する方法を決める
(3)上記の決定にすべてを従属させる
1】補足:バッチサイズの考え方
(4)制約の能力を高める
(5)惰性に注意しながら最初から繰り返す
4.変革のためのTOC思考プロセス
組織やシステムの変革のフレームワークである、『思考プロセス』を学びます。
一般的な問題解決の思考プロセスとの違いも交えながら、具体的な活用方法を抑えましょう。
思考プロセスで活用するツールと使い方についても紹介します。
1)TOC思考プロセスの考え方
2)一般的な問題解決思考プロセスとの違い
3)TOC思考プロセスの全体像
4)改善のための3つの質問
(1)何を変えるのか
(2)何に変えるのか
(3)どのように変化を起こすのか
5)抵抗の6階層と合意の6階層
(1)抵抗の6階層
1】問題の存在に合意しない
2】解決策の方向性に合意しない
3】解決策が問題を解決できることに同意しない
4】解決策を実行するとネガティブな副作用がある
5】解決策を実行するのに障害がある
6】結果的に起こる未知の問題や障害を恐れる
(2)合意の6階層
1】問題が存在すると合意する
2】解決策の方向性に合意する
3】解決策が問題を解決できることに合意する
4】ネガティブな副作用を防げることに合意する
5】障害を回避できることに合意する
6】未知の問題や障害のリスクを取り実行することに合意する
6)思考プロセスのツール
(1)現状構造ツリー
(2)対立解消ツリー
(3)未来構造ツリー
(4)前提条件ツリー
(5)移行ツリー
5.おわりに
最後に講師からひとこと。
What You Will Learn!
- 制約に集中した組織/業務改善の理論である、『TOC(Theory Of Constraints)/制約理論』とは何かを理解します。
- TOCの基礎的な考え方と実践方法を理解します。
- 継続的改善のフレームワークである『集中の5ステップ』を活用して、制約を活用した組織やチームの改善方法を理解します。
- 人間の抵抗を取り除きながら組織の変革を実現するフレームワークである『TOC思考プロセス』と、思考プロセスで利用する5つのツールを理解します。
Who Should Attend!
- 主に以下に該当する中堅社員~管理職の方を対象にしています
- 組織やチームの改善を求められているが、問題が多すぎて何から手を付けて良いかがわからないプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職
- 組織やチームの改善に明け暮れているがなかなか効果が出ずに苦しんでいるプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職
- 改善を提案しても、抵抗勢力に負けて頓挫してしまうプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職
- 既存の問題解決アプローチで行き詰ってしまったプロジェクトマネージャー、チームリーダー、組織の管理職